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謎解きはディナーのあとで3

風祭警部が冴えていらっしゃる!?

それはむしろ危険な兆候なのでは?

今回のMVP毒舌がこれ。ちなみに次点は・・・

「失礼ながらお嬢様は無駄にディナーをお召し上がりになっていらっしゃいます」と「ええい、まったく世話の焼ける・・・」ですかね。

はい、というわけで今回は予告通り『謎解きはディナーのあとで3』の感想を書きます。年内更新いけたやでー。

今回も面白かったです。めちゃくちゃ面白かったです。まさにコメディ。それなのに本格ミステリ。ただね、先に内容を知っていたら2の記事をあんな感じにはしなかったのに・・・。

私の誤算については記事と本作を読んでいただければ分かるということにしておきましょうか、うん。

なので早速作品紹介にいくさー。

○犯人に毒を与えないでください

37度2分という「高熱」を押して出勤した麗子のもとに事件の一報が入る。同じく風邪気味であった風祭警部と共に捜査に乗り出す麗子だが、自殺か他殺か曖昧な状況、そして現場に残された不可解な遺留品に頭を悩ますことに。「お嬢様の風邪が悪化したのは事件のせいでしょう」そういって話を促す執事に麗子は事件の概要を話す。・・・こんな感じですかね。

このシリーズの特徴なんですがロジックだけで犯人が分かるんですよね、大体の場合。だから、挑みました。今回も。結果は・・・まあ、分かんなかったよね(笑)

ただかなり綺麗な出来になっているので気付ける人は気付けるかも。フェアな犯人当ての見本みたいな作品でした。そこで伏線だしてるんかみたいな感じの。

執事君はかなり簡単に事件を解いてる様に見えますが、内容としてはかなりよく出来てるんじゃないかな?気付ける部類だし、気付けるように配慮されているけどそれでもなかなか難しい気が。

なんにせよ、注意深く読めば確かにこの推理には辿りつけるかな?それでも分からずにお嬢様と一緒に歯ぎしりさせながら執事の推理を聞くのが楽しい作品なんだけどね。

○この川で溺れないでください

河川敷で見つかった変死体。死因はなんと溺死。人間関係を洗っていくと犯人らしき家族が捜査線上に浮かんでくるのだが全員にアリバイがあった。珍しく風祭警部が冴えており、事件解決は目前だと思っていた麗子だが、それは逆に不安という執事に結局は概要を話すことに。

これがこの記事冒頭のあの台詞なんですが・・・失礼すぎるやろっ!大体確かほとんど面識なかったよなお前ら。話に聞いている、動いてないところだけみたことあるだけやないかっ!と突っ込みを入れたくなりますが、まあ、毒舌で売ってるからねしょうがないね。

これはさすがに容疑者が少な過ぎですね。はっきりとは分からなくても犯人自体を指摘するのは可能でしょう。

ただ、Aパートで上手い具合に読者をミスリードしてるので本当に着目しなければならない部分に目がいかないようにしてるのがさすがですね。そんなに難しい謎解きではないですが見逃してる人は多そうです。・・・はい、私も見逃してました(笑)

論理問題の基本。だけど、上手い具合に隠されてるんよね。お見事です。

○怪盗からの挑戦状でございます

宝生家が持つ「金の豚」を盗み出す。といった内容の予告状が届けられた。こういった時のためのお抱え私立探偵を呼び付け、怪盗対策をする麗子。だが、まんまと眠らされてしまう。外で待機していた執事が室内の人間を全員起こすと「金の豚」ではなく「銀の豚」が盗み出されており、怪盗を屋上まで追い詰めるも上手く逃げられてしまう。部屋を探索中執事の口から思わぬ言葉が飛び出す。「いま少しばかり脳みそを使われてはいかがですか」

毎回恒例お嬢様パート。国立署の面々、特に風祭警部に自分がお嬢様だと知られたくない麗子は警察に通報できない。からこそ起こりえた昔懐かしの怪盗VS探偵。

なんやけど、この探偵を間抜けに描くのが東川先生クオリティ。本当の探偵役は毒舌執事の影山だからね。

これは多分気付けないでしょうね。一応伏線はありますけどその発想が読者は起きにくい。現場にいたお嬢様たちは目が節穴と言わざるを得ないけども。

映像化したら映える作品かも。ただ出来るのかは分からないけど。

○殺人には自転車をご利用ください

「この屋敷に自転車はある?一番スピードが出るのはどれ?」容疑者は競輪選手。犯行現場と自宅の往復に自転車を使ったことはほぼ間違いない。が、時間的にそれは厳しい。犯人が仕掛けたアリバイトリック。風祭警部と麗子にはちんぷんかんぷんだった謎に執事が挑む。毒舌を吐きながら。

ハウダニットですねー。犯人はもう確定なんですけど、一体どうやって現場までいったのか。

一応推理を聞くとなるほどと思うし、現場の状況から考えてもこれしかないやろなあといった感じの方法なんですけど、うーん、ヒントが足りない気がする。見落としただけかもだけど。

これまた上手くAパートでミスリードさせる構成なので目がそっちにいかないだけなんですけどね。確かにおかしなとこは残ってるんですけど国立署の面々がそこに触れないように行動してるからこっちも忘れてしまうよね。本シリーズのお家芸ですね。

○彼女は何を奪われたのでございますか

殺された女子大生。靴やベルト、財布や免許証、時計などは犯人に持っていかれたらしい。彼女の交友関係を当たると殺された当日の彼女が少し不可解な行動をしていたことが判明する。犯人は一体何を持ち去りたかったのか。この謎に執事が答えを出す。お嬢様を役立たずと罵りながら。

ホワイダニットからのフーダニットですね。犯人候補は絞り込めないのでメインは何を持ち去りたかったのかの一点です。で、色々考える訳ですが冒頭の描写の意味を理解出来る人と出来ない人に分かれると思います。

ちなみに私は珍しく理解出来る側やったで。謎の答えは見つけられなかったけどね。でもこれが分かっても犯人を名指しするのは不可能ですね。

確かにそのとおりなんだけどこれはそういう状況に陥ったことがある人しか分からないかな。少なくとも殺された彼女と同じ物を身につけていないと多分共感も出来ないでしょう。

○さよならはディナーのあとで

これは作品紹介なしでいきます。謎自体はそんなに難しくないです。かなりヒントがあるので。ただ、私が一番衝撃を受けたのがこれでした。

いつも通りのコメディミステリです。タイトルが既に意味深ですがずっとコメディタッチで話は進みます。いつも通り気楽に読めるとは思います。

うーん、この話の後どう続けるかは気になるところではありますね。

っといった感じですかね。やっぱり面白いですね、このシリーズは。ドラマもなかなかよかったしね。映画も期待してるで。

さてはて、気楽に読めるんだけどきっちり本格ミステリー是非是非読んでみてはいかがでしょうか?

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