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バーにかかってきた電話

コンドウキョウコ「ちょっと、鳴いたらどうだ?すずむし」

大泉「なにぃ」

はいはい茶番茶番。というわけで今回は東直巳先生のススキノ探偵シリーズ第2段『バーにかかってきた電話』でございます。うん、そだね。この作品実は過去記事で触れてます。過去に読んだ作品の中から急きょ見繕った形になりますね。

というのもね、最近感想書ける小説に当たらなくてね。基本的に手を付けたら最後までがモットーの私ですが、一本あまりのひどさに途中で投げ出したりしてます。で、次に読んだやつは好きなんだけど感想書いていいのかなぁ?といった感じになり感想載せるのは止めておくことにしました。

ツイッターでも少し触れたんですけど実はこういう作品は結構あったりします。例えば①超有名どこで私なんかが感想書いていいような作品じゃなかったり、②あまりに衝撃的過ぎて感想書けないとかもあります(『殺戮に至る病』がぎりぎりセーフラインかな)。あと、③シリーズ読んでないとまるで理解出来ないようなやつとか。四季はぎりぎりセーフということにしておいてください。一応ブログでシリーズに触れてるからねー。今回のやつは少し特殊で①と③に当てはまっちゃったからねしょうがないね。

めちゃくちゃ脱線しましたよー。これに関しては今度駄文でまとめます。一応感想は書けないけどお薦めはしたい作品がありますので。

話を戻します。本作は大泉洋さん主演で映画化されております。『探偵はBARにいる』ってタイトルですがススキノ探偵シリーズの1作目である『探偵はバーにいる』ではなく本作が原作です。間違えやすいので注意ですね。映画の方は残念ながら観てません。観たいとは思ってるんだけどね。

ちなみに茶番は大泉さん関連で。詳しくは水曜どうでしょうの対決列島を観よう(ステマ)

ではでは作品紹介~。

俺の元に掛かってきた一本の電話。コンドウキョウコと名乗る女性からある仕事を依頼された俺はその仕事帰りに殺されそうになる。それが本気ではなく警告であることは理解できるものの怖くなりケリはついたと自分に言い聞かせていた俺だったがひょんなことから依頼内容に関わりのある人物に遭遇しこの一連の騒動に首を突っ込むことを決意する。・・・こんな感じかな?

私にしては珍しくいわゆるハードボイルドな作品ですね。人物関係を調べたり、身分を偽って特定の人物に接触したり、危ない橋を渡り危機に陥ったり・・・。王道ハードボイルドじゃないですかね。

というか俺がハイスペック過ぎるよこれは。人脈、捜査能力、格闘スキルを持ちなおかつ社交性もあるとかいう。なのにも関わらずなかなか人間臭いキャラクターなんだよね。親しみが持てるというか。感情移入はなかなかしやすいんじゃないかな?

俺の周りの人間たちも名キャラクター揃いですねー。ずーっと登場し続けるキャラは俺だけで各キャラクターの出番は途切れ途切れなんですが出てくるシーンだけでインパクトを残していくんですよね。絵師さんでキャラ付けしなくても文章だけでこれだけ印象的なキャラクターが作れるんですよーとラノベ作家さんたちに言いたいかも。ラノベはまた違った魅力があるから比べるのもあれだけど。

ただ、この小説の一番の見どころはプロットが緻密であることでしょうね。場面場面で上手くキャラクターを動かしてひとつの場面描写だけでも相当のレベルなんですが、この繋ぎ方が本当に凄い。

時代設定の都合上登場人物達は携帯電話を持っていません。だから俺は主にとあるバーの電話を使う、もしくはどこかの固定電話を使って関係者と連絡を取り合っていくんですけど事件捜査中は結構頻繁に電話を使います。で、色んな約束を取り付けていきます。

でね、その約束が日時順じゃないのが凄いところです。ある場面で何かしらの決着がつく→急に訳分からん場所を訪れる俺→大分前に約束してた人と会うみたいな感じが連発します。俺視点の物語であるのに俺だけではなく全ての登場人物の時系列別の行動をしっかり決めていないと出来ない芸当です。

で、当然ですがラストに向けて伏線が至る所にあるんですがこれの回収の仕方も独特ですね。セオリー通りの端からパズルを作っていくのではなく真ん中からしかも別々の場所をばらばらに作っていって読者が気付かないうちにパズルが完成してるイメージ。これが時系列、人間関係が緻密な本作だから出来る技ですね。

本当に徐々に真相に近づいていく感覚を味わえます。しかも安直にひとつのことを解決せず、複数の事案を同時に処理することで全体像が分かりづらくしてあります。だからパズルが完成した時思わず興奮してしまうかも。

少しだけ残念なのはメインの謎のひとつであるコンドウキョウコの正体は多分途中で気付けてしまうということ。ただ、これも意図して読者に知らせている感じでもあるんですよね。あえてこれを読者に気付かせることでラストシーンのやるせない感を演出しているのかなとも思えます。

そして、それに気付けてもラストシーンはやっぱり驚愕なんですよね。

うーん、こんな感じでしょうかね。過去に読んだ作品だからいまいち上手くいいたいことが伝えられていないかもですが・・・。

ともかく映画化されたハードボイルド作品の傑作、是非ご覧になってはいかがでしょうか?
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