密室殺人ゲーム・マニアックス

風邪を、ひきました。昨日は一日中寝ていたけれど今日起きてみても状態は改善されず。今日もまたずっと寝てる予定です。

だけれども、人という生き物はある程度睡眠をとった直後には寝られない生き物なのですよ。当然やることもないし手持無沙汰な訳です。まあ、積んでた本を崩しにかかりました。どれもこれも素晴らしい出来でしたね~。今後随時感想を載せていく予定です。

でね、まあ思いもかけず時間が出来てしまったので本作、『密室殺人ゲーム・マニアックス』についても一応読みこめたかなあといった感じになりましたので暇つぶしを兼ねて感想を書いていきます。

え?何もこんな朝っぱらからやらなくても?いえいえ、一日中寝てた私の生活リズムはもうとっくに崩壊しているのですよぉ。正直これ書き終えたらまたお布団に戻る予定ですし。なので平日朝というちょっと間の抜けた時間ですがお付き合いください。

さて、とうとうこのシリーズも王手飛車取り、2.0を経てここまで来ました。ちなみに作者さんに言わせると本作は外伝的エピソードなのだそうです。なんでもこれを外伝にして3作目の用意があるとかないとか。私的には3部作のラストを飾るにふさわしい出来だと思いますけども。確かにきっちり完結したとは言えない内容です。ただ、本作のある登場人物が言っています。

「先人が築いたものを受け継ぎつつ、自分ならではの味を加え、一段違うところに持っていかなければならない。文化というものはそうやって継承発展していくものでしょう。」

この言葉はこのシリーズ全体をうまく表現している気がします。王手飛車取りで生まれた文化を2.0で継承し、本作にて一段昇華させています。そういう意味でこのシリーズは3部作としてうまくまとまっていると感じました。

ではでは簡単な作品紹介。

頭狂人、044APD、aXe、ザンギャ君、伴道全教授。奇妙なハンドルネーム。夜な夜な行われる推理ゲーム。そのゲームの舞台に「彼ら」が祭り上げられたとき次のステージへの扉が開く。みたいな感じでしょうか。

・・・普段はストーリー紹介の時にここまで考えないんですけど、ちょっとだけ文章ひねってみました。前の2作品とは若干紹介の仕方を変えています。見比べてみてください(笑)。なぜそんなことをしたのかは本作を読んでいただければご理解いただけるかなと思います。

でね、まあ意気揚々と読み始めた訳ですよ。面白いであろうことは王手飛車取り、2.0と通してるので分かってましたから。はい、また感じました、違和感。しかも2.0のときとは違う感じ。あっちはなんとなく気持ち悪い。でも本作から感じたのはそれとは違う、なんとなく、本当に些細なこと。ってわけでまずはそれの検証から。

まず、ひとつひとつのセリフが長いこと。これが本作の特徴の一つかなと思います。それまでは掛け合いが軽やかだったんですよね。会話にリズムがあったというか。漫才みたいな感じ。それが本作だと若干薄れているように思います。とはいえ、前作、前々作に長いセリフがなかったかといわれるとそんなことはないです。だって出題者がいるのはシリーズ通して共通していることですから。当然事件概要説明のために長台詞も多発する訳です。だからあくまで些細な違和感にすぎません。

次にある登場人物のセリフになにかおかしさを感じるんですよね。率直に言うと頭狂人なんですけど。なので一応調べてみました。何が違うのか。どこがおかしく思えるのか。で、気づきました。簡単に作中の例をあげます。

「はいはい、私たちの読みこみが足りませんでした」
「殺さないけど怒ってるよ、私も」
「言いだしっぺはこの私」
「あれは私 ちょっと自慢したくなっちゃって」

こんなとこでいいかな。これは頭狂人の作中の台詞の一部です。はい、キーワードは「私」です。頭狂人の台詞、王手飛車取りも2.0もここまで「私」連発しないんですよね。完全になかったかといわれるとさすがに全部は観てないので断言できませんが、比べてしまうといくらなんでも多すぎです。でもそこじゃないんです。多いことに違和感を覚える訳ではないんです。むしろ逆。「明らかにおかしいはずなのにそれを不思議に思えないこと」が私の感じた違和感の正体です。

多分シリーズを通して読んでいる方は私と同じようにスルーしてるんじゃないでしょうか。特に王手飛車取りを読んでいる方は。・・・まあ、これ以上言っちゃうとネタバレにつながるのでここまでで止めときましょう。

ちなみにこの「私」の違和感に気付くと伴道全教授にも若干違和感を感じるはず。まあちゃんとネタばらしがあるのでそこまで気にすることでもないんですけどね。ネタばらしのあと意識して読むとこの違和感にも納得がいくはずです。

さて、違和感論争?に一応の決着がついたところで気になる中身の方も観ていきましょうか。

外伝の位置づけなだけあり文章量は少ないです。なので毎度恒例のいわゆる脱力系のコーナーはほぼありません。いや、あるっちゃあるんですが基本的には脇道に逸れず本筋一本で話が進んでいきます。

もちろん一話一話も魅力的。ひとつの話の中でもきちんと伏線を置き、丁寧に謎が解明されていくのには感服させられました。さすがです。特にひとつ目の密室。素晴らしいの一言に尽きます。そして全体を通してもまた綺麗にまとまっています。このシリーズの特徴であるある種の驚きもちゃんとありますしね。

使われているトリックは基本的ではないですね。ちょっと突拍子のないものが多かったイメージ。でも今回とられている前2作にはない形式にはぴったりだったかなと思います。もちろんメイントリックは今回も秀逸でした。

って感じですかね~。シリーズ物滅多に読まないってのは前に話しましたけどこれは読んじゃいましたね。それぐらい面白い。お勧めの一本です。ただ面白いけど、本作を読む前に前の2作は読んでおいてほしいかも。100%楽しむためにね~。

それではよい一日を~。

スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【密室殺人ゲーム・マニアックス】

風邪を、ひきました。昨日は一日中寝ていたけれど今日起きてみても状態は改善されず。今日もまたずっと寝てる予定です。だけれども、人という生き物はある程度睡眠をとった直後には...

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:みちくさぼーや
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR