密室殺人ゲーム2.0

今日はね、記事は書かずに寝ようと思ってたんですよ。このペースで読書感想書き続けたら間違いなくストックがなくなりますから。「いや、新しいのに手をつけろよっ」と思われるかもしれませんが一応手をつけたら3,4回は繰り返して読むというのが私の中のルールでして。一冊に大分時間がかかるんですよね。下読み→伏線回収→本読みみたいな感じ。

だからこのブログは不定期更新を謳っています。しばらくの間は過去に読んだ作品で間を持たそうと考えていたんですよ~。いままでの記事もツイッターで触れた作品だけにしてましたし。

ただね、寝れなくなっちゃいました。

『密室殺人ゲーム マニアックス』の下読みが終わりました。いや、今日は前半半分くらい読んで寝るつもりでしたが惹きこまれました。正直まだ興奮してます。これは一刻も早く感想をまとめてみたい、そう思いました。ただ、まだきちんと読めていないので今回はその前作、そして前回紹介した王手飛車取りの続編でもある『密室殺人ゲーム2.0』の感想を書いてみようと思います。

前置きが長すぎですね。早速簡単な紹介から。

と、いっても続編なので一作目の設定を流用しています。顔も名前も知らない5人によるチャット。実際にあった殺人のトリックを肴に推理談議をするというもの。こんな感じです。

ただですね、前作を読んだ読者はこう思っているはずなんですよ。

「続編なんて作れるわけがない」って。

ですが、前作と同じような設定で物語は進みます。ま、このへんは読めば分かるとしか言えないんですが。

さて、今回は続きものなので感想をこれ単品で観た場合と続編としてみた場合の2種用意しました。もっとも後者の方が言いたいことが多いので前者は適当に済ませますけど。

これを単品、ひとつの作品としてみた場合その完成度は王手飛車取りにも劣りません。2.0だけ見た人はかなり満足できる出来のはずです。構成、伏線、結末どれをとっても高レベルでまとまっています。さすが賞をとれる作品って感じ。

しかしながら私は前作を知ってしまっています。だから2.0だけを評価することはできません。だって先入観がどうしても入っちゃうもの。なので今述べた単品の感想は多分そう感じるだろうという予想にすぎません。

というわけで本題。この作品を続編としてみた場合の感想です。

まず読み始めると、ほぼ100%違和感を感じるはずです。あれ?って。まあこの違和感は続編なんか書けるわけがないという先入観によるものだと思います。その後も前作を知っている者にとってはおかしな描写が乱発します。そして物語中盤にこの違和感についてのネタばらしが入ります。一応納得ができるものではあります。ただ、あくまで私はですが、ここでかなりがっかりしました。で、その後は淡々と進んで終了って感じかな。ラストはなかなかでしたけどね。

多分作者さんは前作読者がこう感じることを意図しているんでしょう。多分もっと違和感のないような描写をすることができたはずです。でもあえて違和感が残るような表現にしてるのかなと思います。前作読者に向けた表現も多いですしね。

さらに作品の内容。これも前作を読んでいると物足りなく感じます。なぜなら2.0でやっていることは大体王手飛車取りでもやっているから。自分で自分の作品を「模倣」してる感じです。一度経験しているので驚きは半減です。だからあえて前作読者に向けて描写しているシーンがあるんでしょうけど。

何が言いたいことかというと前作読者は多分前作の方が面白いと感じるであろうこと。でもこれを読む前に王手飛車取りも読んでおかないと本作は100%は楽しめません。だって前作前提の表現があるんだから。前作読んでないと作者さんが提供している違和感を感じれないんだから。ちょっとしたジレンマですね。

感想としてはこんな感じかなあ。ただ3作目に触れた今だから言えることなんですが2作目もまた伏線です。きっちり3作目で魅せ付けてくれました。3作品全部読み終わったあとなら2作目があの形でよかったと思えます。拍手喝采です。気分はスタンディングオベーションです。

もちろん単体でも続編として読んでも楽しめる作品となっております、是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか。




さて、実はこの作品には個人的に凄く気になっている点が一つあります。するつもりはないんですが本作の内容に触れるので・・・

ネタバレ注意の意も含め最後に書かさせて頂きます。







頭狂人(このときの出題者)の事件のあと、とある事件描写が話と話の間に入ります。主だった登場人物は4人。そのうち2人は亡くなってしまいます。で、確かにひとりは生かしておく必要があるんです。話全体を通して必要なことなので。ただここで私はひとつ疑問に思います。

「なぜもうひとり生存者がいるのか?」

最初はこれ伏線だと思ってたんですけど、小説内にある描写だと多分回収されてない気がするんですよね。これ以降多分この生存者についての描写はなかったような。

2.0は最近買った作品で王手飛車取りに比べれば全然読みこめてませんのでただ単に私が見落としているだけかもしれませんけども。あくまで私はこう感じたということで。

確かになんとなく補完はできます。こういうことなのかなあっていう予想は立てられます。この作者さん、歌野昌午先生は読者の解釈に任せるような描写をラストに据えることもあるので今回もそうしたのかもしれません。実際王手飛車取りも2.0も3作目のマニアックスもある程度含みを持たせたラストになってますしね。ただね、あくまで予想なんですよ。なんとなくなんですよ。だから気になっちゃって気になっちゃって。

この作品を読んだ方で、もしくはこれから読もうとしている方でこの問いかけに応えられる人は私にご一報頂けると嬉しいです。
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