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ミッキーマウスの憂鬱

衝撃の事実を知ってしまった。このことを早く公にしなければ・・・。ミッキーは、ミッキーの中m・・・そのとき、不意に肩をたたかれる。

「ハハッ、少し知り過ぎてしまったようだねぇ」

世界一有名なねずみが笑みを浮かべてそこに立っていた。

・・・なんて茶番。でもこれってタブーなんじゃないのかな?というわけで今回はディズニーランドが舞台の青春ドラマでございます。『ミッキーマウスの憂鬱』というタイトルに引き寄せられプロローグに出てくる着ぐるみという言葉で購入決定。本当に大丈夫なんこれ?

作者さんは松岡圭祐先生ですねー。千里眼シリーズや万能鑑定士Qシリーズでお馴染み・・・らしいです。ごめんなさい、読んだことないです。舞台催眠法を使ったタレント活動もされていた方だとか。うん、もちろん本日もウィキペディア先生に頼りまくっております。

ではでは、作品紹介へいってみよー。

ディズニーランドで働くことになった青年。配属された日からトラブル続出の裏方の仕事。そして東京ディズニーランド最大の危機に立ち向かうことに。ディズニーの裏側「バックステージ」で夢の国を支える現実を知り、それと向き合いながら仕事にやりがいを見出していく青春成長物語。様々な人の思いがゲストに夢を提供していく。夢の国を創り出していく。・・・こんな感じでしょうか?

先に解説に触れます。本作の中身はすべてが真実という訳ではないみたいです。絶妙なリアリティを残しつつそれをフィクションとして読者に提供している作品だと述べられていますね。

もちろんこのリアリティは入念な取材の賜物でしょうね。ディズニーの裏側はこうなっているんだという説得力ある描写です。ミッキーの中の人の設定とかショーの実情、キャストはどのような仕事をしているのか、厳格な規則、役割分担、そして社員間の葛藤、そのすべてが本当のことのように感じられます。多分大部分が本当のことなんでしょうが。

そしてその説得力ある描写の中でしっかりとした物語が描かれています。伏線を張り、それを回収する。まさに基本に忠実な文章構成。そのため登場人物の数であったり、出来事の数が最低限に抑えられています。だからこそ短い文章量できっちり読者に読ませることが出来るのでしょう。

また視点移動が上手い点も高評価ですね。的確に視点を動かし誰がどう動き、どういった考えを持っているかを描写しており、本作のメインテーマの一つである役どころによっての考え方の違いを上手く表現しています。またこの視点移動により物語にテンポの良さが生まれとても読みやすくなっていますね。

ただ、あえて挙げるならラストを上手くまとめ過ぎな気もします。もう少し何かあっても良かった気もしますね。確かに盛り上げるべきところは熱中できましたし、このラストにも文句はないのですがちょいとご都合主義的過ぎな気が。

広げ過ぎるとまたおかしくなっちゃうので難しいところではあるんですけどね。もうひとつふたつ波乱があってもよかったかもですね。

なんとなーく少し批判したみたいになっちゃいましたがめちゃくちゃ面白いからねこれは。念のため。

ではでは、おそらくこれ以外には存在しないであろうある意味タブーに触れた青春小説、是非手に取ってみてはいかがでしょうか?
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