スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

十角館の殺人

今回は・・・え?十角館?なんで?今読んでるのは『密室のg・・・ああ、まだ読み終わってないのね。

・・・なんて茶番を交えつつ。最近読書の時間をあんまり取ってなかったからなあ。仕方ないね。というより短編集なのに最後の話だけ長いんだよ・・・。話面白いのにそれまでの話に慣れてしまって異様に長く感じるんだよ・・・。まあ、ちょこちょこ読み進めてるのでこちらの方はもうしばらく待っとってやってくださいな。

ですので今回は『十角館の殺人』でございます~。綾辻先生ですのう。館シリーズの1作目にして綾辻先生のデビュー作。全ての始まりですね~。初見では絶対に驚愕し興奮する作品です。常に新鮮な驚きを提供してくれる綾辻作品の原点ですね~。

さてでは作品紹介~。

推理研究会の面々が惨劇の島を訪れた時、惨劇はまた繰り返される。奇妙な建物を扱うことで知られる建築家中村青司が自ら設計し、暮らし、惨劇によって生涯を終えた青屋敷があった島。島には全焼した青屋敷の他に十角館というこれまた奇妙な建物が残っていた。ひょんなことから十角館で1週間を過ごすことになった推理小説研究会の精鋭達。楽しいはずの小旅行がある悪戯、殺人予告から本当に生き死にを賭ける殺人遊び(マーダーゲーム)へと発展していく。・・・こんな感じですかね?なんか微妙な気がするけども。

うんうん、よくある設定ですな。作中の言葉を借りるなら「嵐の山荘」ものですね。ただ、本作は嵐の山荘では終わらない作品なんですけども。

というより、本作はアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を意識して書かれている作品ですからね~。よくある設定というより、実際に使われたことのある設定と言う方が正しいのかも。

もちろんですが、意識しているだけで結末まで一緒ということはないのでご安心を。新本格始まりの1冊とされる本作、もちろん過去作の踏襲だけでは終わりません。1つのムーブメントを作れるだけのクオリティがこの作品にはあります。

本作の最大の特徴は島組と本土組に分かれているところですね~。島で殺人が起きる中、本土でも動きがある。そして本土側で与えられる事実が真相解明には重要である。そんな感じの作品。だからあの結果は仕方なかったんだよ、うん。

綾辻行人がこういう類のトリックが得意であると知っていても完璧には読みとけない構造になっています。いや、犯人は結構簡単に分かるんですよ、これ。容疑者は島にいる人間と島にいける人間と島に隠れている人間ですが該当する人物の中でこいつが犯人というのは多分察しがつきます。それでも、驚きます。衝撃的な展開。それほどにメイントリックが秀逸です。

王道のようなストーリー展開。惨劇が起き、疑心暗鬼に陥っていく島側のメンバー。島で何が起こっているかは分からないが、実は真相究明に大切な情報を集めていく本土側のメンバー。全てをひっくり返す衝撃的な1文。そして始まる犯人の独白。さらに、ラストシーンも素晴らしい出来です。

うーん、ネタバレ配慮難しいですねこれ~。書きたいことは山のようにあるんだけれども・・・。

そういえば、これの感想に「なんだかんだ分かった」みたいなことを書いている方がいらっしゃったんですが本当ですか?確かに前情報があれば不可能ではないと思うけど、初見で完全看破は無理だと思うんだけどなあ。

後から読み返すと微妙に不自然な描写も確かにあるんですけどね~。それを補って余りあるほどメイントリックが難解なうえに煙幕の貼り方がまた絶妙ですからね~。

キャラ描写が弱い・・・とかも言われてますがそうですかね?館シリーズ屈指の名キャラクター揃いな気がするんですけど。確かにこんな奴らが現実にいたら怖いけどさ。少なくとも私は好きですよ、このキャラ達は。

あ、あと最初のエラリイの台詞がいいですよね。知的ゲームのくだり。いや、私は社会派の作品も読みますけども。綾辻先生的にはこの発言は自分の主張自体を述べているものではないが、私がエラリイと名付けたキャラに発言させているのだから全く本心でないわけでもない・・・みたいですね。

こんなもんにしときましょうかね~。これ以上言うと折角の知的な遊びがこのブログのせいで台無しになってしまいそうだから。

ではでは、綾辻先生が提供する知的ゲーム、是非挑んでみてくださいっ!
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

みちくさぼーや

Author:みちくさぼーや
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。