【どうでしょう】穏乃「受験生のための?」【第四夜】

憧「私がとてもおいしいポジションにいるこの企画、試験に出る石川県富山県、今夜はその第四夜です。まあ、偏差値70ですし、私」

咲「そんなに難しいことをやってるわけではないから何とかついていけた感じかなぁ、個人的には。勉強なんて久々だったけど」

憧「正直咲にはちょっとびっくりしたかな。もっとあたふたするかなって思ってたんだけど完全に解説役に回ってたもんね、終始」

咲「淡ちゃんが生徒役だったから助かったよぉ」

憧「でも一番ちゃっかりしてるのはしずね。そこまで分かってるって感じじゃなかったけど上手いこと私分かってますよーポジションだったから」

咲「そだね。でもほら、今夜は大活躍だから。穏乃ちゃんは」

憧「正直小学校のときは外で遊ぶ感じではあったけどあそこまで山に執着する子じゃなかったんだけどね。異常よ、あれはさすがに」

咲「ついに、真打が、あの山博士が動き出す!明らかに演出側の趣味がメインなってくる第四夜!お楽しみにー」

・・・・・・

~1日目 魚津~

穏乃「今日のお宿到着!」

淡「はやくぐだぐだしよーよー」

憧「受験生に休む時間なんかないよ?」

咲「なんで今日ここに泊まったと思ってるのさ」

淡「な、なんでですかせんせー」

憧「ここ魚津は蜃気楼で有名な土地なんだよね」

淡「蜃気楼?」

咲「海の上とかに街が見えたりとかするあれだよ」

淡「あー、あれかー」

憧「なんで起きるかは知ってる?」

淡「未来視的なあれじゃない?一巡先を視る的な」

穏乃「怜さんも多分蜃気楼扱いはされたくないんじゃない?」

咲「光は基本的に直進するって性質を持ってるんだけど」

淡「それはなんとなく分かるかな?」

咲「実はもういっこ特性があって、密度の高い方へ流れていくって性質があるんだよね。で、寒いところの方が密度が高いんだよ」

淡「密度?」

憧「光は冷たい方へ曲がると思っときなさい」

咲「普通の状態のときって上と下、どっちが冷たくなると思う?」

淡「えーわかんないよー」

咲「上なの。なんだけど、ここだと乾いた暖かい季節風が吹くから逆転現象が起きるんだよね。下が冷たくて上が暖かいみたいな」

淡「……?」

咲「そうすると、光が直進してたら本来見えないところにあるはずのものも冷たい方に光が曲がると認識できることがあるんだよ」

淡「……???」

咲「でも、人の目は光は直進してるって思うからまっすぐな位置にありえないものが存在してるって認識になるの。これが蜃気楼だね」

淡「……?????」

憧「うん、さすが宮永先生。分かりやすい解説ですね」

穏乃「生徒側は全く分かってなさそうだけどね」

淡「むつかしいよぉ」

咲「よおし、分かるまでやるぞぉ」

淡「え!?」

・・・・・・

淡「うううー、何言ってるかさっぱりだよぉ」

咲「穏乃ちゃん」

穏乃「……」コク

咲「ありがと。じゃあ淡ちゃんちょっと一緒に来てもらえるかな?」

淡「え、う、うん」

ワカッタヨネ    エッ

ワカッタヨネ    エ、エット、ハイ

ナラヨロシイ   

咲「うん、分かってくれました」

淡「ま、魔王や…魔王がおったでぇ…」

憧「初めから分かった体で進めればよかったんじゃ」

・・・・・・

穏乃「さて、一休みしたところで」

淡「美味しかったね、今日の晩御飯も」

咲「ゆったり過ごしてたけど、まだやるんだね今日」

憧「受験生に休みはないからね」

咲「ちなみにさっきも出てきた季節風だけど夏が南東、冬が北西の風が吹くっていうのも覚えておくといいよー」

淡「もう理科はやだよぉ」

穏乃「じゃあ、地理からやろか」

淡「からってことは理科もあるんじゃん!」

穏乃「大丈夫、ここからは私の講義だから」

淡「何が大丈夫なの!?」

咲「じゃあ、私たちは先に寝るから」

憧「おやすみー」

淡「え、うそでしょ!?」

穏乃「はい、集中!」

淡「あ、はい」

穏乃「今私たちがいる富山だけど、以前来たことがあったよね?」

淡「サイコロのときだね」

穏乃「その時長野まで行ったルートを覚えてる?」

淡「お、覚えてない…」

穏乃「黒部立山アルペンルート」

淡「穏乃のテンションが異様だったのだけは覚えてる」

穏乃「あのルートは長野までのわずか92キロの道のりを5時間以上かけて進むルートだったんだけど、これって異常だよね」

淡「なんで?」

穏乃「時速何キロで動いてることになる?」

淡「えっと、距離÷時間だから…18キロ!?自転車より遅いよ!?」

穏乃「そうだね。じゃあ、なんでそんなに時間がかかったんだろう?」

淡「えっと、山を越えたから?」

穏乃「正解!今私たちがいる中部地方は険しい山脈が多いんだよ。そのルートで超えたのは飛騨山脈だし、となりは木曽山脈、さらにとなりに赤石山脈などなどあるねー。で、ここら一帯を日本アルプスって呼ぶんだよ」

淡「ハイジ?」

穏乃「ハイジがいるのはアルプス・ヒマラヤ造山帯に属するアルプス山脈だね。ヨーロッパの中央をぶった切ってる世界有数の山脈だよ」

淡「…絶対予想外の反応のはずなのに凄い怖いくらいの量の知識が降ってきたよ。怖いよ。私の知ってる穏乃じゃないよ…」

穏乃「常識だよ?」

淡「常識じゃないよ!?」

穏乃「ちなみにアルプスにはモンブランで有名だね」

淡「ケーキ?」

穏乃「山の名前」

淡「ひ、ひとつもジョークに乗ってくれない」

穏乃「でも、日本アルプスも負けてないよ。例えば…」

・・・・・・

淡「日本アルプスの魅力は分かったからもう許してぇ」

穏乃「まだ語り足りないんだけどなぁ」

淡「た、助かったぁ」

穏乃「じゃあ、話題変えようか」

淡「続くの!?」

穏乃「私たちはこの企画中温泉に入ったよね?」

淡「そうだね」

穏乃「温泉の熱源は火山であることが多いんだけど、火山って色々な形があるって覚えてるかな?楯状火山とかさ」

淡「理科じゃんか!?」

穏乃「まあまあ、山の話だから」

淡「山の話だからなんなのさ!」

穏乃「火山には楯状火山、成層火山、鐘状火山って呼ばれる三つの形による分類が存在します。文字通り形による分類だね」

淡「どこが文字通りなの!?」

穏乃「楯状火山は平たい形をしてるんだ。鐘状火山は逆でドーム状になってて、間にある綺麗な形の山が成層火山だね」

淡「はい?」

穏乃「じゃあ、なんで平たくなったり、ドームになったり形に違いが出来るんだと思う?これにもちゃんと理由があるんだよ」

淡「わかんないよぉ」

穏乃「マグマの粘り気が違うの。粘り気が弱ければ平たくなって楯状火山に、強いと拡がらずに鐘状火山になるんだよね」

淡「な、なんとなくイメージ出来るかな」

穏乃「さらにこの三種類の代表例なんかも聞かれるから覚えとこ。楯状はハワイのキラウエア火山、成層は日本が誇る富士山、鐘状火山は昭和新山と有珠山高校でおなじみの大有珠は押さえとくべきだね」

淡「覚えらんないよぉ」

穏乃「大丈夫、出来る!」

淡「ええー」

・・・・・・

穏乃「というわけで、こんなとこかな」

淡「……zzz」

穏乃「聞いてる?」

淡「は、はい!?っていうかもう朝じゃんか!」

穏乃「え、はは、話しすぎちゃったね」

淡「もういやだぁ」

・・・・・・

進みが遅いですけど後3回(富山観光・まとめ編・テスト回)で終わる予定です。ただ、もしかしたら間に何かはさむかもですー。

お付き合い頂ければ嬉しいです。ではでは(ぺっこりん
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