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ビブリア古書堂の事件手帖3

今回は記念すべき本ブログ一番目を飾ったビブリア古書堂シリーズの3作目です~。過去記事はこちらですね~→http://mitikusaboya.blog.fc2.com/blog-entry-2.html#comment

続きものは読まない主義な私ですが、一旦読み始めてしまったらまあ止められないですねー。じゃ、早速作品紹介~。

とある古書堂に持ち込まれる作品の数々。そんな古書にまつわる、もしくは元持ち主にまつわるエピソード、ちょっとした謎を極度の人見知り、でも古書のこととなると性格が変わったかのようにはしゃぎだす古書堂の女店主がずば抜けた洞察力で明らかにしていく。その様子を眺めている主人公。ここまで使い回しだったり。

さらに今回は栞子さんのお母さんに迫る内容だったりします。他にも二人の関係が微妙に進んだり、栞子さんの交友関係が少しずつ明らかになっていったりしますねー。

うん、ここから分かるように続きものという印象が強くなってますね。1,2巻読んでないとついていけないかも。

とはいえ、文章構成の美しさは健在です。しっかりと伏線を置き、しっかりと回収してる感じ。若干驚きが弱かったりするんですが、古書知識を間に挟むことでそれを感じさせない構造になっています。

もちろん続きものの利点である、過去作に伏線を置いているという技もみせてくれてますねー。登場人物の再登場とかはこの作品の十八番だと思います。

ただ、前2作と同じで綺麗すぎるゆえに展開予想が容易っていうのも引き継いでいたんですけど。犯人当てが2つあるのですが正直人物関係だけで多分こいつと当てることができると思いますね。それほどまでに基本に忠実。本格ミステリではないので気になるということもないんですが。複雑なトリックの代わりに古書にまつわる話を混ぜているといった感じです。

犯人はすぐに見つかるけど、古書を使ってその理由付けをしていることで意外性を出そうというのがこの作品ですからね。若干ストレートすぎる気もするんですが。そこが分かりやすくて読みやすい要因なのかもしれません。

プロローグとエピローグはさすがにもう少し分かりづらく、もしくはちょっと意外な結末を持ってきても良かったような気もしますけどね~。

もちろん、綺麗ですしひとつの作品としてまとまっているのでとても面白いです。

ほいじゃ少しだけ本編に触れようかなあと思います。少し気になった描写があったので。ネタバレはしないつもりですが一応ネタバレ注意でお願いします。














さて気になったのは次の描写。

「それにあなたがお持ちになった本はいつかは~相続されることになるんじゃないですか?」

これ本当に?実はちょいと違うのですよー。なので少しだけ検討。ちなみにこういう事例。

相続をする人=被相続人=本人としましょう。本人には配偶者、子供、両親がいません。兄が一人。兄は結婚していて配偶者と息子が一人います。

配偶者と子、子がいないときは直系尊属、直系尊属がいないときは兄弟姉妹(法律用語的には「けいていしまい」と呼びます)が相続人になります。相続人が複数いるときは相続分という誰が何割もらえるのかという問題が生じるのですが今回は相続人が一人ですのでそこには触れないで置きましょう。

で、今回の事例は本人の財産であるある本を兄の息子=甥が確実に相続できるのかという問題ですね~。

パターン1 兄が先に亡くなっているパターン

兄→本人もしくは兄と本人がどっちが先に亡くなったのか分からなくなった場合です。後者の事例の時は同時死亡の推定という同時に亡くなったという認定がされます。

このパターンの時は子、兄弟姉妹が本人より先に亡くなっている場合にその子供に代襲相続を認めるという規定があるため相続人が甥ひとりになり、遺言等がなければ本人の財産はすべて甥のものになります。つまり甥は本を手に入れることができます。

だからこのパターンは問題ないのですが・・・

パターン2 本人が先に亡くなったパターン

このときの相続人はもちろん本人の兄です。で、甥が本を自然に手に入れるためには兄が亡くなりその財産が相続されないければならないことになるのですが、この場合は兄が亡くなった時の相続人はその配偶者と子供(=甥)になるので兄の財産を2等分しなければなりません。

でね、この本はかなりの価値があるようのでおそらく協議時に揉めます。兄の配偶者はこの本を売ろうとしてましたしね。だから、確実にこの本が甥にいくと断言することはできません。

という細かい矛盾をつつく自己満足。実際は気にしなくていいと思いますよー。多分もらえますから。

脱線してしまいましたが、本作もまたよく出来ているなあと感心させられる内容でした。是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
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まとめtyaiました【ビブリア古書堂の事件手帖3】

今回は記念すべき本ブログ一番目を飾ったビブリア古書堂シリーズの3作目です~。過去記事はこちらですね~→http://mitikusaboya.blog.fc2.com/blog-entry-2.html#comment続きものは読まない主義な私

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