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週末のフール

友人お薦め図書企画第1弾!

ってわけで今回は友人が面白いといっていた作品を借りてきて読んでみるという企画をやってみようかなと思います。人が薦めるものは基本いいものなのですよ~。これなら自分の好みで偏らないしね~。

え?本音?・・・借りればお金かからないやん(キリッ

で、伊坂幸太郎な訳です。デビューからあらゆる賞を受賞し続け、出せば売れる、書けば読まれるという日本屈指の人気作家ですね~。当然人気作ばっかりな訳であらゆるメディア展開がされています。映画、ドラマ、舞台から漫画まで。そしてそのすべてが話題になっているといっても過言ではないという。商業作家の大成功例ではないでしょうか。

でもですね、前にも語りましたが私は伊坂先生は『死神の精度』しか読んだことがなかったんですよ~。これは映画化されたときに設定を知って興味をもったので手に取ったって感じです。もちろん面白かったですね~。

じゃあ、なぜ『死神の精度』を取り上げないのか?

いや、書けるとは思うんですが今手元にないので。下宿先の本棚が埋まっちゃって大量に本を処分したことがあったんですよね~。で、中古本屋に売るのはなんか嫌だったので友達、後輩にあげてもいい小説、漫画リスト配って募ったところ欲しいといってくれた子がいたのであげちゃったんですよね~。だから書けるんですけど、手元にないから曖昧な表現になってしまうので。今度再び手にすることがあれば書こうかなあと。

『死神の精度』が面白いと感じたなら、なぜ他の伊坂作品に手を付けなかったの?

だって有名なんだもん。有名作家に手を出せない私の性質は以前お話ししましたが、伊坂作品にはもう一つ障害が・・・。ネタバレが結構あるのですよ。普通に有名どころは。映画化とかもされてて友達が口コミでとかもありましたし。

一番ひどかったのは『重力ピエロ』ですね。映画観て、面白かったら小説買おうとしていた矢先、友人が真相をぺらぺらと。私基本ネタバレ平気な人なんですが、それは小説限定。映画の、映像のネタばれはしないで欲しかったぁ。小説に比べて伏線回収が分かりにくいためどうしても結末重視の見方になっちゃうもの。しかもこういう社会派推理で犯人のネタバレしちゃいかんでしょ。

まあ、そんなわけで有名作家さんだから手を伸ばしづらかったのと、結末知ってるし読まなくてもいいかあという怠惰な心が原因で敬遠してたわけですね~。

だから今回の友人の勧めはいいきっかけになってくれそうです。

では、作品紹介へいってみよ~。

「今から8年後に小惑星が落ち、人類は滅亡する」

人々は荒れ、治安は悪化、まさに世界の終末。人間の脆さを感じさせる状況となったその報告から5年。人々はある種小康状態を迎えていた。それは終末に対する諦めかもしれないし、人類の開き直りかもしれない。突如突き付けられた人類の寿命があと3年になった時、人々は自分の人生を見つめ直す。そんな群像劇。・・・こんな感じでしょうかね。

なかなか重いテーマですね~。ですが、展開はあっさりといった感じ。私が感じた限りは、だけれども。結構すんなり読めるんですよね。重い、まさに絶望がテーマになっている作品なので、読むのにエネルギーがいるかなあと思ってたんですが、本当に軽く読めました。

もちろん内容が軽いわけではありません。ところどころ登場人物は絶望を感じているし、自分の人生に向き合うなんてそんなに簡単に語れることではないですし。ただ、魅せ方が上手い。ところどころにユーモアが。そして希望が置いてあります。絶望的な状況の中でも真っすぐに生きていく、もしくは何かしらの答えを出すという前向きな描写。そして描かれているのはごく普通の生活であること。登場人物は「今」を生きている。3年後に待つ絶望が嘘みたいに思えるほど、普通に生きている。もちろん、それは表面上で彼、もしくは彼女達にも思うところはある。絶望に押しつぶされている者もいる。でも、各章の主人公たちはなにかしらの答えを持って、前に進んでいます。

そんなある種楽観的な、それでいて重い彼らの生活が悲壮感漂うものではないことがすんなり読める、いや読者に読ませるテクニックなのかなあと思います。

内容に関してはこんな感じですね~。テーマの割りにとても読みやすい、そんなストーリー展開でした。

構成もまた素晴らしいですね~。各章ごとに主人公が変わる群像劇で、しかも各章ごとにストーリーに関係性は少ないはずなんです。でも、前章のキャラクターが登場したり、前章で行われた行動が後になって伏線になっていたり。

「おお、この人は確か前の章で・・・」とか
「あの展開のあとこういう風になったんかあ」とか

章が進むにつれて読むのが楽しくなってくる構成。これが「読ませる」ってことなんでしょうね。惹きこまれました。

こういう感想は実は『死神の精度』でも得ていました。伊坂先生は本当に箱庭系の話を展開するのが上手いですね~。章ごとに互換性を持たせ、読者に「気付き」という驚きを与えるテクニックに長けている方なのかなあと思います。だから繰り返して読みたくなる。伏線が拾われたときに、戻って確認したくなる。で、気づいたら読みこんでいる。うん、そりゃあ売れるわけです。読み込むことで作品が好きになるから。伊坂ワールドに惹きこまれていくから。まさに万人受けする作品のお手本です。

こんな感じですかね~。やっぱり知っている人が多そうな作品の感想書くのは緊張しますね~。支離滅裂になっているような・・・。言いたいことが伝わっているといいんですが。

最後に、本作は魅力的なキャラクター達も魅力の一つ。で、私が特に気に入ってる人は美咲さんと美智ちゃんですね~。実は登場人物はその大体の人がフルネームが分かるように構成されているのですが、それも読者に向けられた「気づき」の要素のひとつなのでここでは触れないで置きましょう。

ではでは、重い、暗いテーマのはずなのに確かに感じる明るさ、希望。読者に読み込ませる伊坂先生流のテクニックが詰まった本作、是非読んでみてはいかがでしょうか?

・・・ちなみに友人お薦め図書企画は今後もやるかもです~。お楽しみに~。
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まとめtyaiました【週末のフール】

友人お薦め図書企画第1弾!ってわけで今回は友人が面白いといっていた作品を借りてきて読んでみるという企画をやってみようかなと思います。人が薦めるものは基本いいものなのです...

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