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リング

m川゜Д川m「呪いだけにのろい球を投げました(どやあ)」

はい、というわけで今回は3D映画としてリメイクされてた『リング』を扱いますよ。始球式には大爆笑したのは内緒。あれと貞子さん萌キャラ化でトラウマ払拭した人は多いはず。というかこれがトラウマになっていた人も多いはず。それほどのブームを作った作品ですね。

これも過去記事で触れたことがあったかと思うんですが『バーにかかってきた電話』とは違い読んだのは相当前。中学校時代だったかな?で、こないだ古本屋にいったらリングだけ100円で売ってたんですよぉ。これは買うしかないっしょ→

で、久々に読んだんですが・・・こんな面白かったっけこれ?というレベルだった。これは感想書きたいと思いましてこうして筆をとっているのでございます。

ちなみにですが私はこれの続編の『らせん』『ループ』『バースデイ』も読んでいるので物語の真相を知っていたりします。それを踏まえた上での正直な感想なんですがこれをホラーとは呼びたくないなぁ。極上のサスペンス?ミステリ?SF?分類は難しいけど。

作家さんは鈴木光司先生ですね。『楽園』でデビュー。代表作はやっぱり本作を含めた山村貞子のシリーズでしょうね。他の作品も今後手を付けるかも?

さてでは作品紹介~。

同じ日同じ時刻に謎の変死を遂げた若者4人。彼らの死に疑問を抱いた記者・浅川が死の真相を知るために辿りついた場所で見つけたのは一本のビデオテープだった。「この映像をみた者は、1週間後に死ぬ運命にある。死にたくなければ今からいうことを実行せよ。すなわち……」ラストに表示されたこの文面。助かる方法、オマジナイ部分は上から録画をされ消されていた。命の期限を突き付けられた浅川は彼の友人である高山竜司に助けを求める。

まあ、有名だよね。映画化してますし。ただ・・・映画と原作には大きな違いがあります。作品の一番有名な部分であると思われる山村貞子がテレビから這い出るシーン、原作にはないんだ。どっちかというとデスノートみたいな突然の心臓麻痺+αで死ぬんですよね。

だから映画版と原作は別物と考えた方がいいですね。正直まるで違う作品。

山村貞子が物語において重要な人物ではあるんですけどね。普通の人間じゃないのは確かですし。少なくとも『リング』の中では人の回想でしか出てきません。というか『リング』では明らかにならない山村貞子の本当の目的を考えるとここで普通に出てきたら物語が成立しないんだけどね。

感想的にはよく出来てるなあといった感じ。確かに今読み返したら随所に伏線が張ってあるわ。ラストまで本当に綺麗な道筋を通ってますね。しかも読者に想像の余地を残すラスト。ワクワクが止まらない。ドキドキもたまらない。そんな作品。

少し出来杉な気もしますが。ご都合主義的過ぎみたいな。スムーズに話が進み過ぎ?でもまあそこは小説ですしね。ただきっちり読者に驚きを残すラストでした。確かに一言も「これが絶対」とは言ってないんですよね。作中のキャラが確信を持てないまま物事に当たるっていうのがよかったです。緊迫感がありましたし。犯人がいて真相に辿りつける本格ミステリでは出来ない決して正解が確認できない謎に挑む二人。いいですね。

メインの二人のキャラクターもいいですね。特に竜司の方は。この状況でも凄まじいメンタルの強さを持った人物。いい人?悪役?甘えん坊?紳士?あくまで最後まで本性が分からない人物。浅川もいいですけどね。竜司と対比させるように人間味のあるキャラになってます。

前述したけどホラーというよりはSFとかミステリとかに近い気がします。超能力とか出てきますし。うーん、でも確かにホラー的な怖さもあるんだよなぁ。……『リング』は。

というか私が読んだのは角川ホラー文庫版なんですけど黒い挿絵が超怖い。無駄に怖い。出てくるたびにビクッってなる。挿絵いらんやんと正直思う。怖くて。

昔映画みてトラウマで読めないーなんて方にも勧めたい作品ですね。全然違うので。映画版は怖がらせることに特化……してるわけでもないですけどホラー風味にしてありますが原作は読み物として普通に面白い出来なので。過去のトラウマが邪魔して手を出せないのはもったいないと断言できます。

どうしてもダメならグーグル先生で貞子と検索すれば多分始球式の動画とアニメ漫画先進国日本に本領を発揮しまくっている可愛い貞子画像をみて慣らしつつでも読んでみましょう。

という訳で怖いほど面白い、映画とはまた違った面白さが楽しめる本作、是非手に取ってみてくださいね。

読まないと……

m川゜Д川m「呪まーす」 

うん、どうでもいいけどこの顔文字作った人凄いと思う。可愛いし。
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バーにかかってきた電話

コンドウキョウコ「ちょっと、鳴いたらどうだ?すずむし」

大泉「なにぃ」

はいはい茶番茶番。というわけで今回は東直巳先生のススキノ探偵シリーズ第2段『バーにかかってきた電話』でございます。うん、そだね。この作品実は過去記事で触れてます。過去に読んだ作品の中から急きょ見繕った形になりますね。

というのもね、最近感想書ける小説に当たらなくてね。基本的に手を付けたら最後までがモットーの私ですが、一本あまりのひどさに途中で投げ出したりしてます。で、次に読んだやつは好きなんだけど感想書いていいのかなぁ?といった感じになり感想載せるのは止めておくことにしました。

ツイッターでも少し触れたんですけど実はこういう作品は結構あったりします。例えば①超有名どこで私なんかが感想書いていいような作品じゃなかったり、②あまりに衝撃的過ぎて感想書けないとかもあります(『殺戮に至る病』がぎりぎりセーフラインかな)。あと、③シリーズ読んでないとまるで理解出来ないようなやつとか。四季はぎりぎりセーフということにしておいてください。一応ブログでシリーズに触れてるからねー。今回のやつは少し特殊で①と③に当てはまっちゃったからねしょうがないね。

めちゃくちゃ脱線しましたよー。これに関しては今度駄文でまとめます。一応感想は書けないけどお薦めはしたい作品がありますので。

話を戻します。本作は大泉洋さん主演で映画化されております。『探偵はBARにいる』ってタイトルですがススキノ探偵シリーズの1作目である『探偵はバーにいる』ではなく本作が原作です。間違えやすいので注意ですね。映画の方は残念ながら観てません。観たいとは思ってるんだけどね。

ちなみに茶番は大泉さん関連で。詳しくは水曜どうでしょうの対決列島を観よう(ステマ)

ではでは作品紹介~。

俺の元に掛かってきた一本の電話。コンドウキョウコと名乗る女性からある仕事を依頼された俺はその仕事帰りに殺されそうになる。それが本気ではなく警告であることは理解できるものの怖くなりケリはついたと自分に言い聞かせていた俺だったがひょんなことから依頼内容に関わりのある人物に遭遇しこの一連の騒動に首を突っ込むことを決意する。・・・こんな感じかな?

私にしては珍しくいわゆるハードボイルドな作品ですね。人物関係を調べたり、身分を偽って特定の人物に接触したり、危ない橋を渡り危機に陥ったり・・・。王道ハードボイルドじゃないですかね。

というか俺がハイスペック過ぎるよこれは。人脈、捜査能力、格闘スキルを持ちなおかつ社交性もあるとかいう。なのにも関わらずなかなか人間臭いキャラクターなんだよね。親しみが持てるというか。感情移入はなかなかしやすいんじゃないかな?

俺の周りの人間たちも名キャラクター揃いですねー。ずーっと登場し続けるキャラは俺だけで各キャラクターの出番は途切れ途切れなんですが出てくるシーンだけでインパクトを残していくんですよね。絵師さんでキャラ付けしなくても文章だけでこれだけ印象的なキャラクターが作れるんですよーとラノベ作家さんたちに言いたいかも。ラノベはまた違った魅力があるから比べるのもあれだけど。

ただ、この小説の一番の見どころはプロットが緻密であることでしょうね。場面場面で上手くキャラクターを動かしてひとつの場面描写だけでも相当のレベルなんですが、この繋ぎ方が本当に凄い。

時代設定の都合上登場人物達は携帯電話を持っていません。だから俺は主にとあるバーの電話を使う、もしくはどこかの固定電話を使って関係者と連絡を取り合っていくんですけど事件捜査中は結構頻繁に電話を使います。で、色んな約束を取り付けていきます。

でね、その約束が日時順じゃないのが凄いところです。ある場面で何かしらの決着がつく→急に訳分からん場所を訪れる俺→大分前に約束してた人と会うみたいな感じが連発します。俺視点の物語であるのに俺だけではなく全ての登場人物の時系列別の行動をしっかり決めていないと出来ない芸当です。

で、当然ですがラストに向けて伏線が至る所にあるんですがこれの回収の仕方も独特ですね。セオリー通りの端からパズルを作っていくのではなく真ん中からしかも別々の場所をばらばらに作っていって読者が気付かないうちにパズルが完成してるイメージ。これが時系列、人間関係が緻密な本作だから出来る技ですね。

本当に徐々に真相に近づいていく感覚を味わえます。しかも安直にひとつのことを解決せず、複数の事案を同時に処理することで全体像が分かりづらくしてあります。だからパズルが完成した時思わず興奮してしまうかも。

少しだけ残念なのはメインの謎のひとつであるコンドウキョウコの正体は多分途中で気付けてしまうということ。ただ、これも意図して読者に知らせている感じでもあるんですよね。あえてこれを読者に気付かせることでラストシーンのやるせない感を演出しているのかなとも思えます。

そして、それに気付けてもラストシーンはやっぱり驚愕なんですよね。

うーん、こんな感じでしょうかね。過去に読んだ作品だからいまいち上手くいいたいことが伝えられていないかもですが・・・。

ともかく映画化されたハードボイルド作品の傑作、是非ご覧になってはいかがでしょうか?

めざせっ、トップアイドル!

ζ*'ヮ')ζ<うっうー!今回はアイドルマスターのアニメ感想かなーって。

はい、ブログを閲覧してくださってる皆様っ!アイマスですよ、アイマス!「アニメ・漫画」カテゴリを作った時に氷菓に並んで絶対扱おうと思ってた作品ですね。私は大体の有名どこのアニメは観てたりしますが視聴歴の中でも屈指の作品です。3回くらい泣きました、割と号泣的な感じで。

言うまでもないことかもしれませんが一応。アイマスことアイドルマスターはゲーム原作ですねー。アーケードから始まり家庭用ゲーム機に移植され多くのソフトを世に出してますねー。ちなみに私はひとつもやったことないです。まあ、ゲーム自体あんまりやらないからね、しょうがないね。ネト麻とポケモンぐらいですね。

プレイ動画は観たことあるんだけどね。あとアイマス関連の楽曲とかは結構知ってます。ニコ厨なので(キリッ

ただ、二次創作の動画はあんまり観ないですね。ちゃんと観てるといえるのは雀姫伝くらいです。なおあれに出てくる麻雀漫画はほぼ全部読んだことがある模様。

動画じゃなくてSSは大好きなんですけどね。SS読むのは私の趣味の一つです。これのせいで読書のペースが遅くなることもしばしば。リンクはいいのか分からないので張りませんがSSのサイトはメインがひとつ、そしてアイマス専用でもういっこブクマしてあります。これについて語ると長くなってしまいそうなので今後駄文でやるかも。今回の記事はあくまでアニメメインでいきます。

作品内容は765プロ所属のアイドル達が力を合わせて時には切磋琢磨しながらトップアイドルを目指していくというものです。もともとゲーム原作なうえに多数の作品を有していてなおかつ長い歴史を持ってるためキャラ立ちは十分、なおかつ私みたいなほとんど前情報がない人でも熱中できるよう上手くキャラを紹介しつつ彼女達を生かす脚本でした。

というわけでもう少し細かく観ていきますよー。

〇1クール目 

顔見せ→伊織回→雪歩回→ゲロゲロキッチン(はるちはひびたか)→海回→竜宮小町と美希、P回→やよい回→あずさ回→亜美真美回→運動会回→コンサート準備回(美希伏線回)→美希回→コンサート(強いて言えば美希回)

という13話。羅列だとみにくいかもですがこれを縦に並べちゃうとおそらく異様に長い記事になってしまうのでこれでご容赦ください。全体的な感想は「2クール目いるのかな?」という感じでした。ここまででも並みのアニメよりも全然いい出来でしたからね。

ちゃんと全員見せ場があったからねー。確かに登場シーン、回数こそ差はあるけども全員が魅力的に描かれていたと思います。それらを踏まえた上で・・・

観た感じ美希無双といった感じ。伏線2回に自分メイン2回、しかも1クール目最終回も自分メインという優遇具合。ドラマが作りやすい子だからね。やっぱりミk・・・美希ちゃんが一番きらきらしてたって思うな、あはっ☆

ただ、前半戦MVPは個人的には伊織ちゃんだと思います。1クール目はそれほど存在感がありました。要所要所を締めてた感じでしたね。次点では真くん、あとやよいちゃんですね。彼女達もおいしいポジションだった気がします。

正直竜宮小町出てきた段階であずささんと伊織ちゃんは退場するのかと思ってたからねー。全然そんなこともなく。実際多分竜宮小町は中の人の事情だっただけだろうからアニメでは普通に話に絡んでました。

あと、メインヒロインことわた、春香さんもいいポジションだったね可愛かったね。

〇2クール目

顔見せ回→生っすか!?回→響回(ハム蔵回)→真回→律子回→貴音回(千早伏線回)→千早回→千早、ジュピター、小鳥回→クリスマス回(雪歩誕生日回、春香伏線回)→春香伏線回→春香回→最終回→特別編

私個人的に3回泣いた伝説に残るであろう2クール目。生っすか!?MC組(春香、美希、千早)の優遇のされ方が異常だった気もしますがそれを感じさせないほど面白かったです、泣けて笑えて。

ひびたかは少し可哀そうだった気もしますけどね。貴音さんの方はしっかりとした話だったのでそんな気になりませんでしたが自分のペットに喰われる響ェ・・・。ただ響の扱いは生っすか!?と自分メインの回は確かに酷かったけど全体的に観ればこの子は結構出番あったよね。上位互換に亜美と真美という双子がいたけども。

2クール目から961プロとジュピターとの対立がメインになってきました。ジュピターが発表されたときのニコ動のランキングが荒ぶっていたのは今でも覚えてますが今となってはよかったよね。少なくとも個人的にはそう思いますね。

ちなみにジュピター好きにはP.K.ジュピターシリーズ(私がそう呼んでるだけ)というSSをおすすめしておきますね。961にPが修行に行ったり、冬馬君が765にレンタルされたり、小鳥さんも交えて飲み会したり、雪歩と焼き肉したり、やよいちゃんを寿司に連れていったり、アイドルの誕生日を祝うために歌ったりね。

脱線しました。ここで一応メインのイベントになる私が泣いたエピソードについて触れていきますよ。

まず20話での千早の『約束』ですね。号泣。もうこれが最終回でいいんじゃないかなと思ったくらい。未だにこの曲を聴くと泣きそうになるくらい感動しました。ベタだけど、やっぱり王道って最高ですね。

次に21話の千早の『眠り姫』です。これはうるっときた程度でしたけどあのエピソードのあとにこの話を持ってくるというね。このシーンでの音響トラブルって元ネタニコ動の隣にのMADって本当ですか?あの動画もやばかったよね。即マイリスしました。ジュピター?そんなんあったっけ?

そして24話のラストですね。長々伏線を張っていただけにここの破壊力もやばかったです。実質最終回だからね。アニマスの春香さんはあざとい要素が抑え目になってて本当に可愛いですね。二次創作だとなぜあれほどいじられるのでしょうか?愛されてる証しなのかな。

2話使った千早、3話使った春香という後半のラインナップ。ただ一番おいしかったのは間違いなく美希ちゃんでしょうね。「ミキ、感動したの!」とか春香ちゃんと主役の座を争ったり「帰る場所が~」とか。

それにしてもハニ―もといP絡みとアニマスの主役争いのせいで春香と美希が不仲という風潮・・・一理ない。この二人は絶対仲いいってば。好きなキャラは選べないけど好きな組み合わせといわれたらはるみきですもん私。なお次点はひびたかの模様。というか言っちゃえば全部好きですけどね、じゃないとSSなんて読めないよ。

彼女達が実在したら付き合いたい子は選べないけど結婚したいのは小鳥さんだけどね(ボソッ

はいはい、脱線脱線。といった感じで確かに優遇されたキャラはいたけど冷遇されているキャラはいないところがアニマスの魅力なのかなと思います。出演シーンは少なくてもちゃんと魅力は伝わってきましたからね。

例えば雪歩ちゃん。メインで話に絡むことはあんまりなかった印象ですがところどころ現れてはしっかりお仕事をしていた印象。貴音さん、あずささんの年長組もまた然り。一言で存在感を勝ち取っていく感じでしたね。

響ちゃんと亜美真美ちゃんは誰とでも絡んでいけるので細かいけど出演シーンをかなり多いんだよね、個人的な印象だと。

・・・別にさっきあんまり触れられなかった子をフォローしてるわけじゃないよーそんなわけないじゃないですかー(棒)

あとアイドルじゃないグループもよかったですねー。律っちゃんはゲーム組は悲しんだでしょうがアニメだけならプロデューサー転向は大成功でしょうし。エビフライもいいけどパイナップルだって魅力的だし。

小鳥さんも出演シーンこそ少なかったですがいいポジションを確立してましたねー。というかあんな優良物件が隣にいるのに手を出す気配がないPは何を考えているんですかね?あっ・・・(察し)、まさかPさんって・・・ダメよ小鳥ぃ~。

社長も安定感があったよね。さすがといった感じ。765も961も。ただ黒井社長はもうちょい実はいい人設定が欲しかった気もするけどね。

で、一番難しかったであろうPです。なにせ視聴者さんのポジションなわけですし、ゲームだと。でも普通に良キャラだったよね。

ただ、キャラ造形もドラマの作り方もだけど制作さんサイドが一番頑張ったのはED含めた楽曲部分だったと思います。本当に名曲が多いよねアイマス。一番好きな曲は決められないなー。名曲といわれると『隣に…』と『自転車』と、あと・・・うん、これも絞れないわ。

と、そんなこんなで好き勝手喋りつくした感じですがいかがだったでしょうか?一応無難な感想にとどめたつもりですけど。一応書きたかったことは大体書けたかな?あとで記事見返して何かあったら追記か駄文で触れますかね。

というわけで泣いて笑えて、さすがにめちゃくちゃ長いコンテンツなだけあるなーと、不動の人気を誇る作品だなーと思わされた名作、是非観てみてくださいねー。私もまた観たくなったので今度借りてきますかねー。


はい、ここからは業務連絡ですよー。一応アニメ・漫画カテゴリの2回目でしたがどうだったでしょうか。あくまで読書メインでいきたいのでそこまで多用するつもりはないんですが、とりあえずアニメはあともう1作品絶対触っておきたい作品があったりします。さらに未だに一度もやってない漫画ですが作品候補は数種類ありますがそのうち2作品は絶対やりたいと思ってたりします。

小説の感想ではないけれどそちらの方もお付き合いいただければ幸いです。

ζ*'ヮ')ζ<ではでは、ここまで読んでくれた皆さん、はい、たーちっ!

四季 秋そして冬

彼が紡ぐ物語は孤独な彼女によって繋がる、ひとつになる。

彼はもちろん森先生。彼女は当然四季ですねー。というわけで四季の後半2作についてやっていきます。ですがその前にこれだけは言っとかないといけないのですよね。

本作、とくに秋と冬は森先生の他作品を読んでることが絶対条件になってたりします。で、ネタバレ回避は絶対無理なので今回は自重しません。多分ネタバレ満載になってしまいます。ただ、私自身がちゃんと理解し切れてないのでおそらく本作を未読の方が今から書く感想を読んでもなんのこっちゃ分からんと思われます。

ただ、これは春夏と秋冬の感想を分けた最大の理由なんですが・・・

『すべてがFになる』を未読の方は致命的になるネタバレを含む可能性があるので絶対に読まないでください!








  


はい、申し訳程度の空白ですが・・・先に進めましょうかね。

『四季 秋』

妃真加島の事件から数年、幾度かの四季との接触は西之園萌絵、そして犀川創平に大きな影響を与えた。萌絵は思う。犀川にとって四季はどんな立ち位置にいるのか。いつか四季が犀川を連れて行ってしまうということがあるのではないだろうか。そんな中ひょんなことから犀川は孤島の研究所に残された天才の真意に気付く。2人は彼女と再び対峙する決意をする。・・・こんな感じかな?

はい、秋は他とは少し変わっていて基本的には萌絵ちゃん目線で話が進みます。立ち位置としてはS&Mシリーズの真の最終回みたいな感じになるのかなと。

なお、秋を読む前に読んでおくべき作品は『すべてがFになる』『有限と微小のパン』そして・・・『捩れ屋敷の利鈍』です。あ、あとXシリーズも手を付けておくといいかもです。というか偽名多過ぎるよあの人・・・。

前回簡単な時系列を書いたかと思うんですがVシリーズの作品にはひとつ例外があってそれが『捩れ屋敷の利鈍』となります。この作品は萌絵ちゃんが出演していたりするS&Mの後という時系列にあたります。これを読んどかないと私みたいに混乱します。一番いいシーンが楽しめなかったりします。今凄い後悔してます・・・。

まあ、例によってネットフル活用して足りない知識を埋めつつ読んだんですけどね。

秋は視点が萌絵ちゃんであることから今までよりもさらに森作品読者へのご褒美的な展開が多々あります。正直森作品ファンは秋だけ単独で読んでもめちゃくちゃ楽しめるかと。様々な人、物が絡み合う展開だからね。

というちょっと気楽に読めるテイストの秋と打って変わって冬は凄く難解な物語に。ひとつの物語が終わるのではなく、繋げた最終章といった感じ。というわけで・・・

『四季 冬』

「私は、最近、自分がようやく大人になったと感じています」頭脳明晰なのは子供の方。人は頭が悪くなるから大人になる。子供の方がずっと難しい。大人は単純。自分とは何か。人とは何か。世界とは何か。天才が感じる孤独。ひとつの彼女自身にも関わる事件を通して語られる天才の真実。・・・こんな感じ?

はい、なんのこっちゃ分かりませんね。大丈夫、このあらすじ書いた私が何を言ってるのかまったく持って分かってないんだ。四季の春夏秋と読んできたけど前の3つが比にならないくらい難解な物語。

というか哲学なんだよね。自分の周りのものが実在してるとどうしていえるのか?とかそういう人間ってどうして存在するのか?そもそも存在って何か?みたいな問答を彼女の過去の記憶を手繰りながらしていく感じだから。

さて、一応ですが本作を読む上で先に読んでおきたい作品は『すべてがFになる』『有限と微小のパン』及び百年シリーズです。

Fになるはまあ当然として『有限と微小のパン』は読まないとエピローグの意味が分からないまま終わってしまうっぽいですね。ごめん、私もまだ読んでないのでなんとも言えないけど・・・。

百年シリーズは本作と関わりがある、というか百年シリーズの根幹の話が本作っぽいですね。明言はされていませんが四季の物語と百年シリーズは繋がっているようです。あれ?ということは百年シリーズのあのキャラクターって・・・?という話に繋がるんですけどこれは次の作品を待とう、うん。

でね、冬は秋から約100年経った世界を描いていたりします。少女は100年経ってようやく大人になったのですが・・・。ものすごく分かりづらいです。四季目線で話が進むんですがこれが一番やっかい。彼女は物を忘れることがないのですぐに過去の出来事の思いを馳せてしまう。しかも彼女は他人の人格を彼女の中に取り込むことが出来る。その人格を創り出し会話をすることが出来る。だから難しい。

これは過去の出来事?それとも彼女が創り上げた会話?実際に起きていること?それとも想像の世界?

プロローグですら謎ですからね。あれは本当にあった出来事?それにあの「犀川」は一体誰?という問題。答えを知ってるのは森先生だけなんでしょう。もしかしたら答えは用意されてないのかもしれないけれど。

うーん、これ以上続けても何も書けそうにないので最後に一言だけ。

「よくわかりません」

この言葉がこの感想の締めにもちょうどいいのかもしれませんね。



・・・はい、というわけで感想を書いてみましたけど自分でも書いててなに言ってるんやろうと。難しかったぁー。というかですね、おそらく前提条件となる作品をほとんど読まずに触れていい作品ではなかったです(笑)

というかこんな状態でこの作品の感想書いてる人って結構珍しいのでは?普通は途中でやめちゃうだろうし。

そうですね、いずれきちんと読み終えたとき、もう一度戻ってこれればいいなと思っております。とはいえ本当に難解な作品なのでそれらを読んでも理解できないかもしれませんが。それでももう一度読みたい、そう思える作品でした。

ではでは森先生の世界ををひとつに繋ぐ本作、是非読んでみてはいかがでしょうか?

四季 春及び夏

私がしようとしていることは、私が決めたこと。私は、しようと思ったことを、しなかったことは、一度もないわ。

というわけで今回は森博嗣先生が創り出した天才、真賀田四季を主役に据えた物語である四季シリーズの前半2作品春と夏について語っていきます。

実はですね、これをどう扱うか結構迷いました。一応今手元に4冊あるんですけどこれを4つに分けて紹介するのか、ひとつの物語として紹介するのか。で、妥協案で2作品ずつ紹介するという形に。

で、まずはじめに注意事項。このシリーズは森作品の中でもS&Mシリーズ及びVシリーズのサイドストーリー的立ち位置になっています。だから多分それらを読んだ後に読まないと中身を読みとくのは厳しいかもしれません。

必須条件:『すべてがFになる』を読んでいること

推奨する条件:『すべてがFになる』『有限と微小のパン』及びVシリーズを読んでいること

って感じですね。ちなみに私は必須条件しか満たしていません。いずれ読むことにはなると思うけどね。だから正直にいえばちゃんと理解してるかどうか自信がないのが本当のところ。

ただ、今の世の中は作中とは違いネットが普及しているので足りない情報は比較的簡単に埋めることが出来てしまいます。こういう読み方はあんまりおすすめしないけどね。だって、だって手に取ったのがこの作品が先になってしまったんだからしょうがないじゃんか(笑)

それでもFになるは読んどかないと夏以降は楽しめないとは思うけども。春はある程度ミステリ要素があるんだけどね。

さて長い前置きになってしまいましたがそろそろ本題へ。で、ここからは・・・

いつも以上にネタバレ注意でお願いします。

気をつけますが幾分いろんな森作品に深くかかわっている作品なのでどこでネタバレしちゃうか分からないので。もちろんする気はないんですよホントだよ?

『四季 春』

真賀田四季が5歳のころのお話。叔父である新藤清二の病院で起きた密室殺人。その才能が注目され、周りからも特別視されるようになる中彼女の中でひとつの節目となった出来事があった。彼女の周りの人間、全てを巻き込みながら少女は特別な自我を形成していく。類まれな頭脳を持ち神に最も近い人間と称される天才の少女時代。・・・こんな感じかな?

前述の通り春はミステリ要素があります。密室殺人自体は些細な問題として扱われていますが、それ以外にもちょっとしたギミックが施されていたり。なのでこれに関して言えば前情報なしでも楽しめるかも。ただ、納得はいかないだろうけどね。

『すべてがFになる』を読んでおくと一応重要な前提が頭にあるはずなので納得できるし、間違いなく楽しめる一品になっています。

推奨する条件を満たしていると意外なキャラの登場、その関係性にさらに楽しむことができるかと。

とはいえ、完全にそのギミックを生かそうとしている訳ではなく、あくまでストーリーの中の一要素をして扱っているので途中で気付けるようにはなってるんですけどね。・・・というかネタばらしがちゃんとある訳ではないのっで気付けなきゃダメなんだけど。

いきなり透明人間とかが出てくるので最初本当にミステリなのかこれ?と感じてしまいますが紛うことなきミステリです。少なくとも『人格転移の殺人』みたいなSF要素がある訳ではないです。

本作最大の特徴は疾走感、臨場感があることですね。作品全てではなくそれが求められる場面で。言葉の羅列なんだけど、それが場面に与える影響は大きいです。

実際人間の思考なんてこんなものでしょう。今私が書いているような文章の形で何かを捉える人は少ないと思います。少なくともその空間の一瞬だけを切り取るならば。文章にするという作業は何かを認識して、さらに具体化する作業が必要な訳ですし。なんて、少し四季さんに毒されたのかもね(笑)

あ、四季さんはちゃん付けが嫌いだったりするので気を付けましょう。ませてるわけではなくて精神的には大人以上の存在だからね。

春における四季はある意味最も人間らしくないキャラクターになっています。無駄なこともしますがそれまで計算に含まれたことだったりするからね。あざといの究極の形?一方次に紹介する夏における四季は少しだけ人間味を持ったキャラクターになってたり。というわけで・・・

『四季 夏』

真賀田四季13歳のころの話。『すべてがFになる』では語られることのなかったあの惨劇の全貌が明らかになる。その後自身が幽閉されることとなる妃真加島の研究所で実の父、そして母に何があったのか。彼女は何を思い、何を目的に行動したのか。彼女には何が見えていたのか。様々な人とのかかわりが彼女に何をもたらしたのか。・・・こんな感じですかね。

こっちは最悪『すべてがFになる』だけは必読です。じゃないと何も面白くないと思われます。

というか、確かに惨劇は起きるんだけどこれも含めて四季が人との関わりで何を考え、どういう行動を取っていくのかというのが話のメイン。そしてその関わりを持つ人というのがほぼ全て過去の森作品の登場人物たちであるという事実。

というわけでもちろん、そのキャラ達を知らないとひとつも面白くないかと。いや、まあ私も大半のキャラを知らなかったけどそれでも読ませる森先生の力量には脱帽なんですけどね。でもでも結局調べながらになってしまいまたからね。

さて前述の通りここでの四季は若干人間味があるキャラになっています。自分の感情をコントロールできずに声を荒げてしまったり、ワインに酔ってしまったり。また自分の在り方について考察したり、他の人に少なからず影響を受けたり。

無駄なこと、他人とのコミュニケーションを通じて彼女は自分自身を確認していく。そしてそんな彼女の成長が未来へと繋がる事件というラストシーンに繋がっていく。

はい、堅苦しい感じに語りましたけど夏ではメインは『すべてがFになる』に繋がる四季の行動であり、それの肉付けとして各キャラクターの過去未来の描写って感じになっています。

過去未来という書き方に違和感を覚えるかもですがここで時系列を簡単に。

四季春→Vシリーズ→四季夏→S&M→四季秋→四季冬・・・って認識で大体は大丈夫です。例外がなくはないんですけどね。詳しい時系列は森先生のサイトと読者さんのファンサイトなどを利用して調べてみてください。私もちゃんと把握できているわけではないので。

ここで本音を書くとですね、正直にいえば春に関してはそれ単体でも感想を書ける作品だったんですが、夏が何を書けばいいかという状態でして。だから2作まとめちゃえーって感じに。ちゃんと読んでおけばよかったとなんとなく後悔してたりもします。

最後に夏までに登場する主要キャラで解説が必要そうな人をピックアップしてまとめときますねー。

新藤清二:四季の叔父。『すべてがFになる』に登場。春、夏においては最重要キャラ。

佐織宗尊:Vシリーズに登場。四季の資金源らしい・・・?

各務亜樹良:Vシリーズに登場。記者。裏に大きな組織がいる謎の女性。四季をサポートする。

瀬在丸紅子:Vシリーズの探偵役。息子が一人(Vシリーズのへっくん)。この息子というのが・・・それは読んでからのお楽しみということで。

林警部:紅子さんの前の旦那さん。Vシリーズに登場。

祖父江七夏:林警部の愛人。彼との間に子供がいる。この子が・・・。

四季を誘拐した彼:名前は保呂草潤平。Vシリーズの語り部。

こんなところでしょうかねー。その他にもいろいろ出てきますし、彼ら以上のキーパーソンもいるんですがここでは伏せておきましょう。

ではでは森ミステリィの到達点でもある本作、是非読んでみてくださいねー。

私、気になりますっ

というわけで予告通り今回は先日最終回を迎えたアニメ『氷菓』について語っていきます。・・・原作読めって?いやあ、5冊あるもんなぁ。しかもアニメ観たから大筋は分かってるし。もしかしたら小説の感想を書くときも来るのかもしれません。

もともとの原作は米澤穂信先生の古典部シリーズですね。『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠回りする雛』『ふたりの距離の概算』の現状5作品になります。なお、アニメは露骨な話数調整をしており春クールの途中から夏クールの最後までの22話構成で遠回りの雛までの話をやっています。ここまでが主人公達が1年生の間の話できりがいいからでしょうね。

じゃあ、簡単に作品紹介。

神山高校で廃部寸前になっていた古典部。姉からのすすめによって古典部に入ることになった折木奉太郎とある理由から入部することとなった優等生千反田える、奉太郎の親友である福部里志、奉太郎、里志と同じ中学出身で里志に想いを寄せる伊原摩耶花の古典部メンバーが身近な謎に説明を付けていくという話。今日も今日とて身近な不思議に「私、気になりますっ!」・・・こんな感じ?

一応私はそのクールごとにアニメを2,3選んでみてますがこれは1話のえるたその「私、気になりますっ」で視聴決定。初めはキャラの可愛さと描写の細かさで、そしてだんだんとストーリーにのめり込んでいったという感じ。1話が凄い面白いアニメは数あれど回が進むごとに面白さが増していく作品は結構珍しいと思います。

特に最終回付近の話は大掛かりな部分が終わっていたにも関わらずめちゃくちゃ面白かった。なにせ奉太郎とえるちゃんの会話だけで1話持たすという荒技。しかもそれが異様に面白い。

全体的な感じとしては・・・

1~5話 氷菓編

1話で挫折した人が多そうだったねー。実際確かに分かりにくい感じでした。2,3回見直したもん。ただ、この段階でかなり作りこまれてたんですよね。正直にいえばこれ文章で読んだ方が面白くない?と思ったレベル。簡単にいうと古典部の文集「氷菓」が何故氷菓という名前になったのかを考えるお話です。かなり伏線があったりして凝った造りになってるんですがメインはちょっとがっかりした人も多いのかも。個人的には好きですけどね。

6~11話 愚者のエンドロール

作りかけの映画シナリオの続きは?という謎に古典部が挑むお話。正直私もこれ推理してみたんですが奉太郎君と同じ答えになりました。というかそのトリックをみたことがあります。ケータイ刑事というTBSのBS版でやってたドラマがあるんですけどそれの宮崎あおいちゃんが主演してたときの一番の実験作品で使われていたり。あ、あとこのブログ中で同じトリックを使っている作品があったりもします。ただそっちの方はさすがと言わざるを得ないひと捻りが加えられていたんですけど。

ちなみにこの推理がどういう結末を呼んだかは実際に観ていただければ。

12~17話 クドリャフカの順番

神山高校の文化祭で起きた十文字事件という名の窃盗事件。誰が十文字なのか古典部がその謎に挑む・・・という話。これまでとは違い古典部4人が別々に行動しているのが特徴。各々の行為が物語を作っていき最後の結末に収束するという感じですね。謎、ドラマ、描写、遊び心全てを含めて3つの長編の中でも一番面白かったですね。

18~22話+α 遠回りする雛

これはもとが短編集だからね。終盤と物語の間を埋めてたりします。6,7話とかもこれのエピソードだったり。1話完結で進んでいくんですけどこれも完成度高いですねー。とくに心当たりのあるものは、手作りチョコレート、そして遠回りする雛の3つのエピソードは最後を飾るにふさわしい出来でした。あ、もちろんですがこれが特にというだけで全エピソード面白いですよ?念のため。

といった流れですね。本当に回が進むごとに面白くなる。あとゲスト陣が超豪華だったりします。声優さんはそこまで詳しいわけではないけどそれでもこの人知ってるくらいには思えるようなキャストでした。

うん、こんな感じですかね。最近のアニメだと文句なく面白さは上位でした。もちろん世の中に存在するアニメ全て観てるわけではないのでなんとも言えないのが本当のところですけど。

さてはて、初めての小説以外の感想でしたがいかがでしたでしょうか?これからもこんな感じで進めていって大丈夫ですかね?私、気になりますっ! 

人格転移の殺人

┗(^o^;)┓SFかな????wwWwWw┏(;^o^)┛ミステリかな????wwwWWww(´・`;) こ…これ…これは…………だあああああ ┗(^o^)┛WwwWWww┏(^o^)┓ドコドコドコドコwwwww

何かは伏せておきますが。面白みが半減するからね。あ、あとドコドコぼっとさん勝手ですがコピペさせていただきました。なんとなく今回はこれが一番ハマリそうだったから。パクリだけどパクツイではないから・・・(震え声)

はい、というわけで今回は西澤保彦先生の『人格転移の殺人』です。たまたま目につき易いところにおいてあったのと森博嗣先生が解説を書かれているということで購入決定。この解説も森先生らしいものなので一見の価値ありですね。

まあ、当然のことミステリのつもりで手に取ったんですが、第一章で設定が明らかになるんだけど思いっきりSFだったよね。「人格転移」ってなんか脳の移植手術的なことをして・・・みたいな東野圭吾先生の『変身』みたいなイメージを持っていたんですよね。まさかの圧倒的SFだったわ。だって「人格転移」自体のメカニズムは結局解明されずに終わるんですもの。

にも関わらずミステリしてるんですよね。設定がSFの本格ミステリですね。ミステリにSF要素なんて足したら成り立たない気もしますけどね。だって犯行の形跡がないのは犯人が宇宙人だからだとか言われても困りますし。ただ、これはしっかりとしたミステリでした。あくまで設定にSFを使っているだけで。

でも、最終的なオチはミステリではないんですよね。しかもSFでもないんですよ。このへんは読んで確かめていただければ。

というわけでそんな不思議な本作の作品紹介~。

第二の都市(セカンドシティ)・・・そう呼ばれるアメリカが抱える国家機密。それはおそらく宇宙人が残した装置。部屋の中に複数人で入ると人格転移が起きてしまうというもの。一度人格転換に遭ってしまったものは一生抜け出せない、仮面舞踏会(マスカレード)という現象から。それは突然人格が転移する現象。いつ起きるかは予測不能。1時間で転移が起きることもあれば、数年間まるで起きないこともある。そんな国家機密に偶然関わってしまい人格転移されてしまった複数の男女の間で惨劇が起きる。・・・大体こんな感じかな?

はい、まあ分かりにくいよね。上の文章で人格転移のシステムが理解出来たら凄いと思うわ。なので一応付け加えしときますね。正直私もちゃんと分かってるかと言われれば自信ないんだけどね。

〇まず二人で同時に部屋に入ってしまった場合

人格転移は二人の間で起き。マスカレードごとに二人の間で人格転移が起きる。

〇3人以上で同時に部屋に入ってしまった場合

人格転移は入った人全員の間で起きる。この時の法則として部屋のどこにいたかで人格転移の順番が決まる。マスカレードもその順番ごとに起きる。もっと簡単に言うと円みたいになってて時計回りに人格が回っていくと考えれば大体大丈夫かと。

A(A) B(B) C(C)という順番だったとすると・・・  なお()内が人格

1回目で A(C) B(A) C(B) ってなり次のマスカレードでA(B) B(C) C(A) って感じになって次で元に戻る。ただしそこで止まらずに死ぬまで続く。

で、こっからが重要なことなんだけどもし誰かが死んでしまった場合死ぬのはその肉体とそれに入っていた人格ということになる。で、死んだ者は飛ばしてマスカレードが起きるという感じになります。

拙い説明で分かりづらいかもだけどこんな認識で大丈夫。そしてなぜ「殺人」が起こったかがこれで分かるかと思われます。つまり、自分が元の肉体にいるときに同時に部屋に入った人間を皆殺せば一人は助かるんだよね、これ。

これは本作を読めば分かるし、少し考えれば分かることなんだけどいつ人格転移が起きるか分からない人間が通常の生活を送ることは出来ないんだよね。だからこそ、皆殺して元に戻るという発想が生まれるんだけども。

ただ、作中の登場人物が言っているように全員皆殺しなんて発想は出てきても実行できないのが普通。なぜか?人格転移がいつ起きるか分からないから。AがBを殺そうとしたとしよう。でも、即死はさせられなかった。ここでマスカレードが起きたら?死ぬのはBの体に入ったAの人格ということに。そう、あまりに危険過ぎるんだよね。

でも作中では殺人が起きてしまった。まあ、これには複数理由があるんですがそれは読んでからのお楽しみということで。ただ、そのうちのひとつは酷過ぎやけどね。どういう風に酷いかというといわゆるなんJ民といわれる人たちが(意味深)とかやっぱり~じゃないかとか(察し)とかいう言葉を使う感じの理由だったり。

脱線したねー。個人的な感想としてはSFとしても面白いしミステリとしても相当なレベルの作品ですし(ただメイントリックは気付けるかも)ラストの描写もかなりいい出来だと思います。

人格転移なんてものに巻き込まれ、しかもその後そのメンバー間で殺人が起きるという異常事態。でもラストは救いのある終わり方をするんですよね。上手いし巧い。そんな感じ。

キャラクターも素晴らしかったです。一応殺人の動機が一人だけになれば救われるという設定があるので登場人物はかなり少ない部類なんですがひとりひとりが魅力的です。もちろん「人格」に焦点が当たるようなお話だからキャラクターが弱いと話にならないっていうのもあるんですけどね。

多分ですが、初めは超マイナス評価なのに最後までいくと好きになってるキャラとかが出てきます。まあ、受け取り方は個人差があるので絶対とは断言できませんけどね。

うん、こんなところかな。あ、一応最後に気になったところに突っ込んでみようかな。

「国家機密なのに管理が杜撰過ぎるだろっ!!!!!!」

本を正すと殺人の動機どころか一般人が巻き込まれたこと自体がこれに尽きるような(笑)

ではでは一風変わった超機械系ミステリ、是非是非一読してみては?
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